テント泊の必需品、サイト用ランタン

odapapa

2008年11月26日 03:07

キャンプ用品レポート12品目。

我が家の主燃料はガス!
よってサイト用ランタンもガスランタンを使用しております。
更にいずれは燃料を全て、安価なカセットガスでの統一を目論んでおります。

と言うわけで、我が家の選んだメインランタン、
「サウスフィールド ランタン 550CB」
サブランタン、
「SOTO フォールディングランタン ST-213」
のご紹介です。

基本的にこの2つのランタンは同形状で、使用するマントルも同じです。
また、「サウスフィールド ランタン 550CB(以後550CB)」「SOTO 虫の寄りにくいランタン ST-233(以後ST-233)」OEMであると思われ、ほぼ同一と考えて良さそうです。
よって、以下の比較も550CB = ST-233と思って頂いても良いと思います。


形状的に似た両者ですが、違いが3つあります。

1つ目の違いはホヤの違い。
550CBの方も「虫が寄りにくい」事を売りにしており、その秘密はホヤの色にあります。 550CBはオレンジ色のフロストホヤを採用しており、オレンジ色の光は虫が感知しにくいという実験結果があるようです。
「SOTO フォールディングランタン ST-213(以後ST-213)」の方は普通の白いフロストホヤを採用しております。
左下写真がホヤをクリア側にした時。 右下写真がフロスト側にした時です。
写真では、光量や色の差が分かりずらいのですが、550CBのオレンジ色の光は、人の目にも暗く感じます。
この為、結局のところ我が家はオレンジ色のフロスト側を人のいる方向に向けて使いません。 また、本当に虫が寄って来にくいかと言うと・・・、よく分かりません。 よく分からないと言う理由は、実は次の2つ目の違いの差にあります。

2つ目の違いは、リフレクターが付属するか、しないかです。
550CBにはリフレクターが付属し、ST-213にはありません。
このリフレクターはホヤの後ろ半分をステンレス板で覆い、後方へ行く光を反射させ、前方の光量を増やす物です。
そうなんです、実は550CBのオレンジ色のフロスト側は常にリフレクターで覆ってしまうため、そもそも人のいない方へ光が漏れません。 (※上記写真は比較のため、550CBにリフレクターを付けておりません。)
この為、本当に虫が寄って来にくいのかが分かりません。
また、ホヤとリフレクターはSOTOがオプション品で販売しており、ST-213も550CB(ST-233)相当に変える事ができます。

そして3つ目の違いが、ガスランタンとして1番重要な違いです。
それは、パワーブースターの有無です。
550CBにはパワーブースターが有り、ST-213にはコレがありません。
下の写真は550CBのパワーブースターを写したものです。
燃焼室(ホヤ内)下部から、カセットガスの側面に当たるよう、銅板が装着されています。 これにより、燃焼室の熱が銅板を伝わり、カセットガスに伝わることによって、ドロップダウンを防止する効果があります。

では、このパワーブースターの効果とはいか程のものなのか?
せっかく2つの器具を所有しているので、検証を行ってみました。

効果が良く分かるよう、カセットガスはスーパーで購入した3本¥258の激安品(ドロップダウンが起こりやすい)を使用しました。(←いや、普段からこのガスなんだけどね。)


(カメラがコンパクトデジカメなので、露出やシャッター速度が固定にできず、実際の見た目ほどの差が写せなかった。)

点灯直後。 両者の光量に差はありません。


約30分後。 若干、ST-213の光量が落ちましたが、それほどの差はありません。
>

約1時間後。 写真では分かりづらいのですが、ST-213の光量はかなり落ち込んでいます。 はじめまぶしくて見えなかった、マントルの輪郭が見えるようになったのが分かりますでしょうか?


約1時間30分後。 ST-213の光量はさらに落ち込み、もう実用的な明るさではありません。 隣の550CBの明るさと比べると一目瞭然です。


約2時間後。 ST-213はもう、風前の灯火状態です。 まるで、ガスが切れる直前のような状態です。 これがドロップダウンです。 しかし、パワーブースター付きの550CBは依然、点灯直後と同等の明るさを保っております。



以上、この3つ目の違いであるパワーブースターの有無が、ガスランタンとして最も重要な差であることが分かって頂けたでしょうか?
また、パワーブースターは先述したホヤとリフレクターと違い、後からオプションで追加することができません。

SOTOも、ST-233を「虫が寄りにくい」なんて方をアピールせず、このパワーブースター付きであることをアピールすれば良いのに・・・。

「サウスフィールド ランタン 550CB(= SOTO ST-233)」我が家の評価

◎感想
我が家が初めて買ったランタンです。 購入当時、550CBが約¥6,000でST-213が約¥5,000でした。 そして妻に「虫の寄りにくい方とそうじゃない方、どっちがいい? 値段差は約¥1,000。」と聞いたみたところ、妻は迷わず「虫の寄らない方。」と答えました。 今思えば、この選択が良かったと思っています。
光量はコールマンのノーススターと比べると、まったく敵いませんが、メインランタンとして十分実用的な明るさであると思います。 しかし、さすがにコレ1つだけではサイトが暗いので、やはりサブランタンが必要になります。 例えノーススターを使っていても、ランタンが1つだと、陰になる部分が多く、やはりサブランタンが欲しくなると思いますし。
燃焼時間は、カセットガス1本で公称値3時間。 実際は、常にバルブを全開にはしなくていいので、もう少し長く使えます。
収納時はホヤが部分が、本体内に沈み込む構造となっているので、高さが約半分となり、なかなかコンパクトです。 また、運搬時もホヤが割れる心配がないので、扱いが非常に楽です。
このように、このランタンはそれなりの明るさもあり、燃料代も安く、収納時もコンパクトと3拍子そろった、優秀でオススメできる一品です!

・キャンプ用品お勧め度
  ★★★★★ 5点満点!

「SOTO フォールディングランタン ST-213」我が家の評価

◎感想
我が家のサブランタンとして購入しました。 上述のように、パワーブースターが無いので、長時間点灯には向かず、サブやキッチン用のランタンとしてのご利用をお勧めします。
このランタンはたまにセール等で安く販売される事があるようで、以前ナチュラムでも¥3,000台で販売された時期があったと思います。 その時に購入しようか迷いましたが、買おうと決心した時には売り切れでした。
そうしているうち、近所のSPORTS DEPOで、なんと!展示品処分価格で売られているではありませんか!
この時は迷わず、即買いしました。 もし、このランタンが¥3,000程度で売られているなら、パワーブースター無しの分を差し引いても、買いだと思います。 通常価格の¥5,000程度でもランタンとしては安い方ですが・・・、あまりオススメでは無いかもしれませんね。
まぁ、カセットガスを2本用意しておき、1時間ごとに交換しながら利用すればこの問題を回避できると思いますが・・・。
でも、この利用方法ではやはり、メインランタンとしては使いづらいですかね。

・キャンプ用品お勧め度
  ★★★☆☆ 3点


SOTO 虫の寄りにくいランタン+【パワーガス3本】セット

我が家の使用している「サウスフィールド ランタン 550CB」の原型です。 スーパーの激安ガスでも十分使えるので、パワーガス3本セットは余分だな・・・。



SOTO フォールディングランタン

上記ST-233の廉価版です。 違いは上述した通り。 メインランタンをお探しなら、こちらではなく、上記のST-233を購入した方が後悔しないと思います。




SOTO マントル・ST-2101(3枚入り)

マントルは共通です。





「サウスフィールド(SOUTH FIELD)」は、AlpenかSPORTS DEPOでしか買えません。
もし、あなたがサウスフィールダーならこちらからどうぞ。





にほんブログ村に参加しています。
最後にクリックして頂けると嬉しいです。


あなたにおススメの記事
関連記事